早稲田吹奏楽団 第80回定期演奏会

2019112日(土) 府中の森芸術劇場 どりーむホール
開場 16:00 開演 16:30

曲目紹介

ラッキードラゴン ~第五福竜丸の記憶~
 福島弘和

 この曲は福島氏の代表作ともいえる曲であり、全国各地の吹奏楽団によって演奏されるほどに知られています。 冒頭のピアノの旋律はこの曲の鍵となる「海」を表現しています。美しくもどこか悲しい旋律が続き音楽は展開すると、不吉な予感を暗示させるようなテーマが緊迫感へと包みこみ張り詰めたような空気へと導きます。徐々に音が大きくなると登場するのは迫力のあるメロディ。そして再び現れた美しい木管楽器のメロディによって静まります。すると場面はアップテンポの音楽へ。とてつもない速さで駆け回る木管楽器の音符と激しく唸る金管楽器の音楽がどこか不安、怒りといったものを醸し出します。それらが落ち着くと、冒頭で耳にしたようなメロディが顔を出し、悲痛な嘆きを表すかのような旋律は美くしく変化し前半には感じられなかった明るさを持ち始めます。すると曲は再びアップテンポの音楽へと戻り、勢いを持って終わりへと向かいます。

ルイ・ブルジョアの讃美歌による変奏曲
 C.T.スミス

『華麗なる舞曲』や『フェスティバル・バリエーション』でおなじみのクロード・トーマス・スミスの作品です。  冒頭を飾るのは木管楽器による高速に回転するような音符、そして金管楽器の重厚で軽快なファンファーレ。スピーディーな展開のあとは音楽が落ち着き、美しいコラールが金管楽器によって華々しく奏でられます。すると惚れ惚れとするような美しいメロディがオーボエによって奏でられ、その旋律を引き継ぐように木管楽器が柔らかく音を並べていきます。少し落ち着くと雰囲気は一転してアップテンポの音楽へと戻り、徐々に金管楽器が勢いを増して雄大な響きを作り出します。やがて変奏である旋律がトランペットによって登場し軽快に進んでいくと変奏の入り交じりが続き、複雑だけれども味のある響きを作り出します。コラール調の変奏が登場すると惜しさを残しながらも曲は幕を閉じます。

「GR」よりシンフォニック・セレクション
 天野正道

 「GR」とは「ジャイアントロボ」の略で「鉄人28号」でお馴染み横山光輝作のSFロボット漫画作品となります。 曲はトランペットの抒情的なソロによって始まります。そのソロに伴奏が追加され劇的な音楽となると雰囲気は一変し、ミステリアスな場面へと移ります。すると大きな旋律をもった動きがしばらく繰り広げられ雄大な音楽へと導きます。その音楽が最高潮に達した瞬間、感傷的な音楽が合唱を伴って繰り広げられます。すると再び一転し緊迫感溢れる場面へと移り変わり、スピード感が増していく。やがて木管楽器が穏やかな旋律を奏でると美しく壮大なクライマックスへと導いていきます。

ティンパニと吹奏楽のための「レイズ・ザ・ルーフ」
 M.ドアティ

 この曲は、2003年にティンパニと管弦楽のために書かれた曲をドアティ自身が2007年に吹奏楽用に書き換えたものです。 曲は、主なテーマとなるフレーズをチューバが奏でることで始まります。続くフルートは他を先導するようにもう一つのテーマを鳴らし、それを受け継ぐようにティンパニが叩かれます。幾度に渡って二つのメロディが登場し、クライマックスへ向けて高揚していきます。 ティンパニはもちろん他の楽器にもソロやソリがあり、二つのテーマが形を変えて、時には重なって登場します。メインであるティンパニには迫力のある手さばきやワイヤーブラシ、素手、さらにはペダル(足元)にいたるまで多種多様な技術が詰め込まれており視覚的にもお楽しみいただけるでしょう。

交響曲第一番「アークエンジェルズ」
 F.チェザリーニ

 この作品は4つの楽章で構成され、曲名より四大天使たちをモティーフに作曲されました。

【第1楽章:ガブリエル~神の意志を伝える天使】
1楽章は四大天使のうち1人であるガブリエルを題材として描かれています。 曲はティンパニとバンドの重厚な響きが交錯するように始まり、荘厳な主部へと向かいます。すると2つの主題が入れ替わり立ち代わり現れ、それぞれ気性の激しめな性格を表す第1主題、それとは対照的に穏やかでのどかな性格を表す第2主題を表しており、勢いよく1楽章は締めくくられます。

【第2楽章:ラファエル~魂をみちびく天使】
2楽章は「神を癒す」といった意味を持つラファエルを題材としています。 1楽章とは対照的に、どこか心が落ち着くような敬虔な雰囲気の音楽を木管楽器やホルン、ハープが美しく展開。途中、ティンパニや低音楽器によって少し不安感が醸し出されそこから登場するイングリッシュホルンがこの楽章のテーマとなる旋律を奏でます。楽章の中間部では厳粛な高まりをみせますが、次第に元の空気感へと戻り魂を導くように楽章を閉じます。

【第3楽章:ミカエル~神の御前のプリンス】
3楽章は「神に似たもの」という意味を持つミカエルを題材としており、彼は三大宗教において最も偉大な天使の一人であるとされています。 この楽章は緊迫感を伴う重厚なサウンドによって始まります。続く8分の14拍子は軽やかに進み、次第に楽器が重なり音の厚みが増していきます。そのメロディに対抗するようにホルンが燃え上がるような雄たけびを上げ、静まるとそれまでには感じられなかった美しいフレーズ持つソロが顔を出します。すると激しい場面へと引き換えされるとそのまま曲は終結へと向かっていきます。

【第4楽章:ウリエル~時をつかさどる天使】
ウリエルは「神の光」といった意味を持ち、天空の光を統治し時間を司る守護天使です。  終楽章は低音楽器のゆったりとした音楽によって始まります。続くクラリネットが先陣を切るようにこの楽章のテーマとなる音楽を奏でます。このテーマは「Missa de Angels」という聖歌より取り入れられており、様々なパートに絶え間なくそして調を変えながら最後まで受け継がれていき、30分にわたるこの曲は荘厳華麗に幕を降ろします。

委嘱作品紹介

第80回 定期演奏会を記念して、鹿野草平氏による当団委嘱作品『扉の先に見える丘』を演奏いたします。

鹿野 草平

 2004年、東京音楽大学作曲科を卒業。2006年、同大学院修了。2010年春、新作オペラを自主公演。  
 2009年、『吹奏楽のためのスケルツォ第2番 《夏》』が2010年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Vに選定される。
 2011年、山本寛監督TVアニメ『フラクタル』音楽担当。 
 近年では伊福部昭氏による映画音楽や、「GSJ」での『FF VII』等多数のゲーム音楽、「ボーカロイド」の管絃楽コンサートのための譜面制作に力を注ぐ他、2015年にベルリン、東京(江原大介氏と共同)で相次いで個展が開催され、2016年には初の合唱組曲が初演される。
 2019年公開予定の山本寛監督アニメ映画『薄暮』音楽担当。
主要作品:『よみがえる大地への前奏曲』(大編成版、小編成版)『3つの戦法による《譜》』(小編成)、『《連弩(れんど)》 鍵盤打楽器、マルチパーカッション、ティンパニーのための』、『《疾風》 Side S』(サックス3重奏)、『無伴奏混声合唱組曲《地球を一晩借り切りで》』

客演紹介

打楽器奏者 東京佼成ウインドオーケストラ

秋田 孝訓

 2009年春、東京芸術大学卒業。2013年8月に東京佼成ウインドオーケストラへ入団、打楽器奏者を務める。
クラシックパーカッションはもとより、ドラムス、ラテンパーカッションもこなすマルチプレイヤーとして様々な音楽シーンで活動している。特にオケ中でのドラムセットのアンサンブル力に定評があり、クラシカルなものは勿論、ポップス、ジャズ奏者としての客演も多い。ミュージカルや舞台では劇団四季『サウンド オブ ミュージック』『壁抜け男』、宮本亜門氏演出『トゥーランドット』、東宝『道化の瞳』、『天駆る風に』、『ジキル&ハイド』、蜷川幸雄氏演出『間違いの喜劇』、香取慎吾主演『オーシャンズ11』、宝塚歌劇などに演奏参加。これまでに打楽器を松倉利之、杉山智恵子、藤本隆文、百瀬和紀の各氏に師事。
 寺田由美パーカッションアンサンブル『ドライヴ』、名古屋フィルハーモニー交響楽団首席打楽器奏者、窪田健志氏主宰『くぼった打楽器四重奏団』メンバー。侍ビッグバンド主宰、ピアニスト野口 茜が率いるラテンビッグバンド『Monaural Banquet Orchestra』メンバー。

指揮者紹介

当楽団常任指揮者

竹内 公一

 声楽家としてオペラ、コンサートに出演するほか、指揮者としての活動も多く、各地の吹奏楽団、合唱団、オーケストラの指導・指揮を務め、定期演奏会等での指揮、オーケストラとの協奏曲、交響曲の指揮、オペラ公演において合唱指導、合唱団とのオラトリオの演奏、コンクールの審査員等多岐にわたる。中でも吹奏楽においては長い経験だけではなく、演奏家としての広い見識から、独自の方法、音色を持ち、広いレパートリーにおいて安定した演奏を続けている。これまでに200曲以上の作品を指揮し、多くの作曲家の作品を網羅している。
 早稲田吹奏楽団において、片岡寛晶「天峰の詩〜吹奏楽のためのラプソディ」、河邉一彦「ガラシャ -Gracia- for Symphonic Band」等を初演指揮している。1995年当楽団のトレーナーに就任。その後常任指揮者に就任し現在に至る。

早稲田吹奏楽団とは

 私たち早稲田吹奏楽団 通称ワセ吹は、早稲田大学の公認吹奏楽サークルです。インターカレッジ形式を採用しているため、早稲田大学のみならず、たくさんの大学から学生が集っています。現在180名を超える大所帯で活動していますが、「全員がレギュラーである」をモットーに、演奏会のプログラムをいくつかのコマに分割し、奏者を入れ替えることで団員全員が出演する演奏会を実現しています。
 また、有志メンバーで全日本吹奏楽コンクール東京都職場・一般の部へも出場しています。今年度は5年連続の予選金賞受賞及び本戦出場を果たしました。今年度は、団員一人ひとりが表情豊かに、全員が主役であってほしいという想いを込め、「tutti♫WASEspressivo!!」をスローガンに掲げて活動しています。

公演詳細

日時

2019年1月12日(土)
開場16:00 開演16:30(開演前にプレコンサートがあります。)

会場

府中の森芸術劇場 どりーむホール

チケット

前売り券はこちらから購入できます。(e+のページが開きます)
当日券の販売もいたします。

お問い合わせ
団長 紺野 純

会場へのアクセス

京王線 東府中駅北口から徒歩7分

協賛のご案内


 謹啓 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。1977年に前身である早稲田吹奏楽部が設立した当団体は、年々発展を遂げ、今年は創立40周年記念パーティーを開催したことも記憶に新しいと存じます。

 この度、早稲田吹奏楽団第80回定期演奏会を開催する運びとなりました。例年、定期演奏会には多くのお客様にご来場いただき、第80回も同様に盛会になることを期待しております。

 つきましては、当団の新たな試みとして【OB・OGによる協賛の募集】を実施いたします。第80回の開催において、寄付金・広告協賛といった形でのご協力を賜りたくお願いする次第です。また、演奏会のプログラムにご寄付等のご協力をいただきました企業・団体・個人名を掲載させていただきます。

 演奏会の趣旨にご賛同の上、お力添えいただきますよう、何卒お願い申し上げます。

   平成30年 11月吉日

早稲田吹奏楽団 41期団長  紺野純  
協賛担当 高橋和晃  

協賛内容

※各協賛内容の表示金額は、すべて非課税です。

演奏会運営資金の協賛

協賛いただいた方のご芳名、企業名をプログラムに掲載いたします。
(ご希望の場合)

1口 1,000円(何口でもお申込みいただけます)

広告掲載による協賛

企業様の広告をプログラムに掲載いたします。

50mm × 70mm4,000円
50mm × 160mm6,000円
110mm × 160mm10,000円

申込締切:11月30日

協賛をお申込み頂く際は、下記の『協賛お申込みフォーム』から必要事項をご入力ください。(Googleフォームのページが開きます)

追って担当者から連絡させて頂きます。

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