79th Regular Concert

2018年6月30日(土)
開場16:00 開演16:30
板橋区立文化会館 大ホール

    

早稲田吹奏楽団 第79回定期演奏会

今回の演奏会ではトランペット独奏として菊本和昭氏をお招きし、「トランペットと吹奏楽の為のコンチェルト」を演奏いたします。
トランペット独奏 菊本和昭

トランペット独奏 菊本和昭

NHK交響楽団 首席トランペット奏者

 京都市立芸術大学を首席で卒業および同大学院首席修了。また、フライブルク音楽大学、カールスルーエ音楽大学で学ぶ。2004年より約7年間京都市交響楽団に在籍し、2012年よりNHK交響楽団首席トランペット奏者に就任して現在に至る。
 第19回日本管打楽器コンクール第1位、第72回日本音楽コンクール第1位および増沢賞、E.ナカミチ賞、聴衆賞といった国内のコンクールをはじめ、済州ブラス・コンペティション第2位、リエクサ国際トランペット・コンクール第3位、エルスワース・スミス国際トランペット・ソロ・コンペティション第2位およびChosen Vale賞を受賞するなど、国際的なコンクールでも多数の受賞歴がある。
 京都トランペットグル-プ「SummerBreeze」、きょうと金管五重奏団、ジャパンブラスコレクション、いずみシンフォニエッタ大阪の各メンバー。東京藝術大学非常勤講師。

竹内 公一

竹内 公一

早稲田吹奏楽団 常任指揮者

 声楽家としてオペラ、コンサートに出演するほか、指揮者としての活動も多く、各地の吹奏楽団、合唱団 、オーケストラの指導・指揮を始め、定期演奏会での指揮、オーケストラとの協奏曲、交響曲の指揮、オペラ公演においての合唱指導、合帽団とのオラトリオの演奏、 コンクールの審査員等多岐にわたる。中でも吹奏楽においては長い経験と演奏家としての広い見識から、独自の方法と音色を持ち、広いレパートリーにおいて安定した演奏を続けている。これまでに200曲以上の曲を指揮し、多くの作曲家の作品を網羅している。
 当楽団において、片岡寛昌「天峰の詩~吹奏楽のためのラプソディ」、河邊一彦 「ガラシャ-Gracia- for Symphonic Band」等を初演指揮している。
 1995年 当楽団のトレーナーに就任。その後常任指揮者に就任し現在に至る。

曲目紹介

ㅤ『モンタージュ』は3楽章からなり、1楽章は「アーチ」、続く2楽章は「サークルズ」、そして最後3楽章は「アローズ」となっている。
 1楽章冒頭は、低音楽器から高音楽器と幅広く同じ旋律の掛け合いが続く。フレーズが成長していくかのごとくだんだんと色合いを増していき、流れるような旋律へと変容する。
 2楽章の拍子は大きく3拍子でとることができるが、実際の内訳は9拍子となっており、細密に音楽が描かれている。ミュートをつけた金管楽器が2楽章の雰囲気を形作り、オーボエソロへと入っていくことで聴き手を魅惑な世界へと惹き込んでいく。
ㅤ3楽章はピッコロとファゴットの軽快で鋭いリズムより始まる。そのリズムは木管群を中心に、異なる旋律をはさみながらも幾度に渡って多様に変化して引き継がれていく。3楽章は勢いが減衰することなく最後まで矢のごとく貫き、曲の終焉へと向かう。

吹奏楽のための交響曲「モンタージュ」

P.グレイアム
ㅤ曲は木管低音群の不協和音から始まり、フリューゲルホルンのソロは太平洋戦争の始まりを告げるかのように不穏に歌い上げる。また、そのソロの旋律とは相反する主題が浮かび上がり、これらは兵士と国民の感情の変化を表現している。テンポが速まると、飛び交う砲弾と逃げる人々を想像させるような16分連符のフレーズ。この連符と交互に、どこか悲しいような、けれども美しいコラールが奏でられる。そしてピアノの両腕を鍵盤にたたきつけるといった演奏方法で原子爆弾投下の瞬間を表現しており、また、トロンボーンとグロッケンシュピールが互いに異なった調で旋律を奏でることで、終戦を告げるラジオ放送での国民の心情などを表している。このように曲の情景を鮮明に描くことで、ドラマティックな曲となっている。

吹奏楽のための戯曲 ~終焉そして新生~

内藤 友樹
ㅤこの曲は、近年コンクールなどで人気を集めている高昌師の作品であり、緩-急-緩-急-緩といった5部からなっている。
ㅤ冒頭、堂々たるトランペットのソロから始まり、ソプラノサックスが調を変えて後に続く。オーボエとピッコロが不穏に旋律を歌い上げると曲は加速していき、あらゆる場面で登場してくる3連符のリズムがふんだんに演奏される。3連符のリズムはサックスアンサンブルとクラリネットアンサンブルの掛け合いから始まり、急速に曲想が展開していく。このような急速部では西洋舞踏音楽の「タ ランテラ」、そして韓国伝統音楽の「チャジンモリチャンダン」が混合したようなリズムを使用している。
ㅤ中間部は、木管群の穏やかなフレーズによって束の間の安らぎを表現している。しかし、同時に、ひっそりと途絶えることのない8分音符の旋律が焦燥感を抱かせる。そして徐々に全体合奏となり重厚さを増していきドラマティックな曲へと変容していく。

ウインドオーケストラのためのバラッド

高 昌帥
ㅤこの曲は5楽章からなっており、全ての楽章において雰囲気が異なるため多様な楽しみ方ができるようになっている。
ㅤ1楽章である「ソナタ」の始まりは厳かなようであるが、途中から爽快な音楽へと変化していき、美しく、魅了される旋律を奏でる。
ㅤ2楽章「ブルース」は1楽章とは異なってスローブルース調の曲となっており、ソプラノサックスが先陣をきるように雰囲気をがらりと変えていく。サックス群によって生み出された雰囲気を引き継ぐかのように、今度はトランペットではなくフリューゲルホルンで艶やかに演奏が行われる。
ㅤ「ジャズ・ワルツ」である3楽章はコルネットで演奏され、軽快なリズムを奏でる。ジャズであり、同時にワルツであるため、重厚なサウンドになりすぎず、なおかつしっとりしすぎない曲調となっている。
ㅤ台湾の民謡をモティーフにした4楽章の「ソング」は日本ではあまり聴きなれないとても伸びやかなサウンドとなっており、これまでの曲調とはまた違った聴き方ができるようになっている。
ㅤ5楽章の「サンバ」は今までにはなかった勢いのある曲想となっており、1度聴いたら頭に残るような軽やかな主題となるリズムがあらゆる場面で聴こえる。

トランペットと吹奏楽の為のコンチェルト

A.リード

会場までのアクセス

会場:板橋区立文化会館 大ホール

東武東上線 大山駅より徒歩3分 都営三田線 板橋区役所前駅より徒歩7分

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